友の死
きょうちゃん
2005年1月10日撮影
友が死んだ。19歳で。亡くなったのは7月だそうだ。
長い付き合いだった。19年もだもん。
最後に見たのが6月の終わり頃か7月はじめ。
死の直前である。家の前で寛いでいた。
呼ぶと返事をしてよってきた。
彼女は、バックしてきた車に轢かれて骨折し、2日入院して3日目に退院し、家で亡くなったそうである。
家族の家に、自分の家に帰りたかったから病院で頑張ったんだろう。
よく我慢したね。
思い出は限りがない。
小さいときは、うちが通り道だった。
よくバイクの上で昼寝をしていた。可愛い足跡をつけて。
呼べば必ず返事をして、顔を合わせたり、姿を認めると声をかけてくれたり、自転車の後を全速力で走って追いかけて来た。
ガキ共に追われて嫌がらせを受けている時、声をかけると私の所に逃げてきた。
非常に行儀がよく、おやつを一緒に食べていた時
抱っこして家の中に上がらせた。
少しぐるりと歩いて、自分の家ではない事を悟り、
すぐにまた、窓下にお座りした。
それからはどんなに勧めても上がらなかった。
6月の終わりか7月の始めに、うちの縁の下にトイレをしにきた。
きっと彼女の専用トイだったのだろう( ̄▽ ̄;)
この時ばかりは、しまったとばかりに逃げていった。思わず笑ってしまったよ。
歳が歳だったし、彼女だから許せた。
予感があったのだろうか、いつ会えなくなってしまうかわからないと。
ずっと酷暑だった。
彼女は暑くて家にいるのだろうと思っていた。
でも、あの時の予感が当たってしまった。
もう会えない。涙が出てくる。
種を超えた友情だった。
後悔でいっぱいだ。もっとおやつをあげればよかった。
話しももっとしたかった。
うちの連中が怖くて威嚇しても、さらりと受け流してくれた。
だまって私の愚痴も聞いてくれた。
懐が広く礼儀をわきまえて、暖かくやさしかった。
ありがとう、いままで仲良くしてくれて。
長生きしたね。最後まで走り回っていたね。
絶対に忘れないからね。やすらかに。
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